資本主義の進化の過程でうまれた「重商主義」と「神の見えざる手」をわかりやすく〜4コマでハラオチ「経済」〜

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「重商主義」と「神の見えざる手」を4コマストーリで

「重商主義」と「神の見えざる手」をいちから整理しよう!

国家が積極的に経済へ干渉した重商主義

「神の見えざる手」を理解するには、まず重商主義の考え方をチェックしておきましょう。

重商主義は16〜18世紀のヨーロッパ諸国がとった政策です。

当時、ヨーロッパでは資本主義が芽生え、各国の間でさかんに貿易が行われていました。自国の商品をたくさん外国に売れば、その分、金銀や貨幣が得られます。反対に、外国の商品を買えば、金銀、貨幣は流出します。

国家として、輸入より輸出を大きくし、富を増大させようとしたのが重商主義の考え方です。そのために、国家は輸入を制限して、自国の産業を保護・育成するなどの政策が行われました。

経済学の祖アダム=スミスが経済のメカニズムを「神の見えざる手」と表現

その重商主義を批判したのが、英国のアダム=スミスです。1776年『国富論』を記し、国家は経済に干渉するべきではない、と訴えました。

個人や企業がみずからの利益を求めて自由に競争すると,
神の「見えざる手」に導かれて,社会全体の利益が促進される

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スミスがどこまで意図したかはわかりませんが、「神の見えざる手」は市場の自由競争が社会の利益を最大化する、といった考え方の象徴的なフレーズになりました。

社会は発展したが自由な市場経済で解決できない問題も

19世紀のヨーロッパでは、自由放任主義が広く信じられました。政府の役割は、国防や治安維持など最小限=「夜警国家」であるべきだと考えられ、実際に近代社会が大きく発展しました。
いっぽうで、不況時に大量の失業者が出たり、弱い企業が淘汰され独占状態がうまれるなど(独占の市場では自由競争が行われない)、自由放任だけでは解決できない問題も現れました。

資本主義は変容し、20世紀には政府が労働者を守る仕組みを作ったり、関税をかけて自国産業を保護する政策が広く行われるようになりました。

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