サラダクラブ、30%のニーズに注目し「おかずサラダ」の新提案。野菜のたれ2種類を発売|プレスリリースは知恵の宝箱

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パッケージサラダ(※)の大手、サラダクラブのお話です。サラダクラブは生野菜を加工・販売するだけでなく、現代人が野菜を手軽においしく食べられるよう、トータルで食生活の課題解決に取り組んでいます。

ポイントは、少数派のニーズに注目したこと。誰しもに役立つ知恵が隠れた課題解決ストーリーです。

パッケージサラダ…野菜などを食べやすくカットし、鮮度を保持するようにパックされている、洗わずにそのまま食べられるサラダ

●プレスリリース原文
“千切りキャベツ”が食欲そそる1品に! 「千切りキャベツにあえるたれ」2品を新発売 香ばしねぎ塩/うまみ醤油

課題解決ストーリーの4コマ

パッケージサラダが売れています。市場規模は1609億円(2018年、サラダクラブ調べ)で、4年間でおよそ1.6倍に成長しました。

料理に時間はかけたくないけれど、健康への意識は高く、野菜はしっかり摂りたいーーそんな現代人の意識を反映した数字なのかもしれません。

手軽に野菜を摂りたいなら、コンビニやスーパーのお惣菜コーナーで売っている調理済みのサラダが便利です。パッケージサラダもそのまま食べることもできますが、ドレッシングを用意したり、おいしく食べるためにトッピングをしたりと、多少の手間がかかります。

調理済みのサラダにないのが、「素材」としてのニーズです。「サラダ白書2019」によれば、パッケージサラダのユーザーのおよそ30%が、サンドイッチの具材にしたり、炒めたりと、「そのまま食べる」だけでなく「素材」として利用していることがわかりました。

ボリュームとして少数派ですが、パッケージサラダの強みがより生きるのが、「素材」ニーズなのです。

そして、サラダクラブは新たなコンセプトを生みました。

パッケージサラダが炒め物や煮物の素材にもなる――

ということで、サラダクラブが提案するのが「おかずサラダ」のコンセプト。サラダの要素を残しつつ、おつまみや主菜としてのパッケージサラダの活用を提案しています。

「ごちそうサラダ」とよく似ていますが、こちらはあくまで副菜の位置づけに変わりはないという解釈。「おかずサラダ」によって、少しでもサラダを主菜に近づける狙いです。

コンセプトを実現する存在が「野菜のたれ」です。サラダを主菜に近づけるには、甘酸っぱいドレッシングとは違った「たれ」が必要だと考えました。

ポイントは、塩味と旨味を効かせた「低酸味」と、にんにくなどの食欲を喚起する「香り」、野菜にからみやすい「とろみ」。塩、醤油の塩味と旨味が際立った、文字通りの「たれ」といった趣。完全な主菜になるかはアレンジ次第ですが、ベーコンや鮮魚と合わせれば、おつまみやご飯に合うおかずとしておいしくいただけるでしょう。

マヨネーズやドレッシングが圧倒的スペースを占めるスーパーの売り場で、ユニークな商品になります。

知恵の1コマ

「プレスリリースは知恵の宝庫」は、プレスリリースや商品開発の背景を掘り下げ、誰にも役立つ知恵をみつけるシリーズです。今回の知恵はこちら。

この課題解決ストーリーのポイントは、パッケージサラダを「サラダ」としてだけみることなく、「素材」のニーズに注目したこと。「少数派だけれど商品の強みが生きるニーズ」です。

多数派に引っ張られて、商品のひとつの面ばかりみていると、本質を見失う可能性があります。時にサブのニーズこそ、掘り下げれば、新しい商品企画やプロモーションのヒントになることがあると、サラダクラブの課題解決ストーリーが教えてくれます。

●プレスリリース原文
“千切りキャベツ”が食欲そそる1品に! 「千切りキャベツにあえるたれ」2品を新発売 香ばしねぎ塩/うまみ醤油

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