[4コマストーリー]IT機器の排熱を野菜づくりに活用!? データセンターの新しいモデル

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交通やエネルギー、金融経済にエンタテインメント…もはや社会は情報技術=ITの恩恵なしには成り立ちません。

今この瞬間も、社会のさまざまなシステムを動かすため、大量のデータが飛び交っています。コンピューターがデータを処理し、通信するために、電力をはじめたくさんのエネルギーが消費されています。

私たちの目には見えないので忘れがちですが、情報をやりとりするだけで、間違いなく環境に負荷がかかっているのです。

そんな課題に対し、「データセンター」の立場から新たなモデルを提案するのが、株式会社データドックです。

※データセンター …… サーバーなどのたくさんのコンピューターを設置し、稼働させる施設

4コマでプレスリリース

プレスリリースを詳しく解説

データドックの「新潟・長岡データセンター」は寒冷地の気候を生かし、空調効率を上げることに成功しました。データセンターでは熱を持ったコンピューターを冷却するなど温度管理が重要ですが、雪と外気をうまく使った空調システムで電力消費を抑えたのです。

新潟・長岡データセンター外観

さらに今回、データセンターから生まれる余剰エネルギーを、農業に活用する「サステナブルデータセンターモデル」を提唱します。敷地内に、水耕栽培と水産養殖を同時に行う”アクアポニックス農法”の植物工場を建設しました。

データセンター ✕ 植物工場の何が「サステナブル(持続可能)」なのか?

例えば、コンピューターの排熱を利用して、植物工場内を暖かく保つことが可能になります。反対に、データセンターで空調に使う雪冷熱のシステムを植物工場にも共有し、工場内の温度を下げることもできます。

従来は使わずに捨てられていたエネルギーを、電力に換わって空調に利用するのです。

AI、IoT、5GなどのITが、社会の中で重要度を増すことは間違いありません。一方で、資源や環境への対策はまったなし。サステナブルデータセンターモデルの課題解決ストーリーは、現代社会を生きる私たちに「知恵を絞ろう!」と呼びかけています。

●プレスリリース原文

“寒冷地型データセンター×国内最大規模アクアポニックス農法”による世界初の『サステナブルデータセンターモデル』完成

●参考URL

コーポレートサイト

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