[4コマストーリー]インナーからアウターへ、一気通貫のブランディングで何が起こる?

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ある調査によれば、「新入社員が上司に不満を感じること」の1位は「言っていることとやっていることが違う」だそう(ジェイック調べ)。新入社員ならずとも、会社が掲げるミッション、ビジョンと実際の指示が離れていることに、納得できない会社員の方は多いのではないでしょうか?

今回はそんな課題を解決するため、組織変革のコンサルと広告会社がタッグを組んだ、というお話。組織とブランドに関わるビジネスパーソンなら、誰しもヒントにできるおもしろい視点です。

4コマで課題解決ストーリー

ニュースを詳しく解説

会社員なら、誰もが経験するであろう「会社の言ってることとやってることが違う問題」。

納得できないのは、ユーザーや取引先など「外の人」から見ても同じことです。「お客様の声を聞きます」と謳っている会社の「中の人」が、あからさまに強引なセールスをしてきたら……引いてしまいますよね。

「会社の言っていること」とは、言い換えれば会社のブランドです。「言ってることとやってることが違う」状態は、会社のブランドを著しく毀損しています。

会社が掲げるブランドを社員一人ひとりが体現することで、この課題は解決へ向かいます。難しいのは、会社の方向性やその核となるブランドが、多くの社員の知らないところで決まっているからです。
「会社の言ってること」が自分ゴトになっていないために、日々の行動に落とせないのではないでしょうか。

このように問題提起するのが、組織風土コンサルティングの老舗スコラ・コンサルトと大手広告会社のADKマーケティング・ソリューションズ(ADK MS)。両社の強みを生かした「ダーザインブランディング」をローンチしました。

従来のブランディングと異なるのは、社内の組織づくりと、社外へ向けたブランディングを一気通貫したプロセスです。

「こういうブランドに決まったから」とトップダウンで周知するのではありません。中の人たちが対話を重ね「自分たちはこうありたい」という姿を導き出し、ロゴやコピーといった形にして発信します。会社のブランドは、社員にとって「自分の言ってること」と重なり、日々の行動に落とし込みやすくなります。

このようなブランド形成のプロセスにおいて、「人」が自分の力で答えを見つけることを助ける、スコラ・コンサルトのコンサルティング力が活かせるわけです。

もうひとつ大事なのは、ADK MSがクリエイティブとともに、フィードバックの分析に強みを持っていることです。ブランドを発信して終わりではなく、外からのフィードバックを受け、自分たちの「やっていること」が「言っていること」と一致しているか、もういちど社内を見つめ直すことができます。中の人が再び皆で対話を重ね、組織風土の変革に活かすこともできるのです。

なお、「ダーザイン」とは「存在意義」という意味。本サービスは競合との差別化ではなく、社会や社員にとっての会社の存在意義を問い直すことを重視しています。

●参考サイト

プレスリリース(ADK)

スコラ・コンサルト

ADK

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