水中ドローン市場拡大の行先に見える課題とは?

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リーズナブルで高い性能を持った機種がそろい、水中ドローンは今まさに日本の産業を変える存在になりそうだ。その先駆けとして設立された業界団体の狙いとは?

4コマでニュースリリース

ひらめきのヒント!

あらゆるビジネスに活かせるポイントのひとつが、黎明期の水中ドローン市場にあって、すでに普及が進んでいる空中ドローンの課題を先回りしていること。空中ドローンのモラルや安全性の問題はたびたび報道されるが、水中でも似た問題が起こり得るのは、言われてみれば想像に難くない。
類似する先行モデルをよく見ることで、未知の課題が予測できるかもしれない。先見の明を手に入れるヒントになる考え方だ。


ニュースリリース要約

水中ドローン事業を手がける株式会社スペースワン(本社:福島県郡山市、代表取締役:小林康宏)は、このほど『一般社団法人日本水中ドローン協会』(本社:東京都台東区)を設立した。

目的は以下のとおり

・新たな水中・海中ビジネスの主役となる水中ドローンのエキスパートの育成
・水中事業の環境整備・発展・成長に挑戦
・水中ドローン利活用の情報配信・課題解決・提言・研究
・関係団体及び監督官庁等とのネットワーク構築

6月1日に公式ホームページをオープンし、会員、認定スクールの募集をスタートしている。

同協会は、水中ドローン運用に関連する人材育成の重要性を提言する。根拠は先行する空中ドローンの現状だ。

ドローンの機能性やアプリケーションは日々進化し、様々な産業への利活用が期待される。いっぽう、操縦者のモラルや技能・知識不足や安全管理を怠ったことによる事故により、異例の早さで航空法も改正されたと指摘。「安全面の問題からドローン市場は足踏みしています」という。

「”海の産業革命”を支える人材育成」として、水中ドローンの市場拡大を支える人材育成に取り組む。「水中ドローン安全潜航操縦士」のライセンス制度をはじめ、事業を通して正しい知識と技術を普及する考えだ。

■協会概要
名   称 :一般社団法人日本水中ドローン協会
代表理事  :小林康宏
所在地   :東京都台東区上野3-14-5-4F
電話番号  :03-5812-4694

ウェブサイト:https://japan-underwaterdrone.com/


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