ファミリーツリーは、果樹農家の木をシェアリングするサービスを展開する。5月15日より、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で投資申込みの受付をスタートした。
同社が提供する「ファミリーツリー」は、ユーザーがミカンやカキといった果樹のマイクロオーナーとなれるサービス。
申込みはオンラインで完了し、日々の農作業は果樹農家が行い、オーナーは年に一度、収穫した果物や加工物がもらえる。ほか、農業体験に参加できる、果樹の成長レポートを受けとれる、などの特典も用意されている。
ファミリーツリーは、果樹農家の課題解決にも貢献する。農家は年に一度の収穫で生計を成り立たせているが、収穫量や売上は天候や市場環境に左右される。不確定要素が大きく、生産計画を立てられないのが農家の経営課題だ。
いっぽうマイクロオーナーから前払いで料金をもらえば、果樹農家の売上は安定する。台風や天候不良による収穫減、供給量の過多による市場価格の下落などに左右されることもない。
「果樹は果物を収穫するもの」という従来の常識を脱し、1本の果樹に「食育」「家族の思い出」など新たな価値を見出したことがポイント。あらゆるビジネスの参考になる課題解決ストーリーだ。
●プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000061418.html