火星にまつわるエトセトラ

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中国の無人探査機が火星に着陸した。米ソに続く3カ国目の成功だ。宇宙開発の競争はますます激しくなりそうだが、その前に今回話題になった「火星」のそもそもをおさえておこう。

1.火星に行くには約8カ月かかる

地球と火星がもっとも接近したときの距離は5500万km(地球を約1400周分)。現在の技術では、もっとも燃料を使わない方法で飛行すると約250日かかる。
ただし、原子力技術を活用することで、半分近くまで短縮できると期待されている。

●参考
https://www.kids.isas.jaxa.jp/faq/satellite/sa03/000097.html
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/01/post-95398.php

2.火星には水がある

明らかに水の流れた跡と考えられる地形が発見されている。液体は見つかっていないが氷もある。地下には、大量の水がある、という説も。

●参考
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/mars-qa.html

3.火星には空気がある

火星の赤い色は、岩石の中の鉄が酸化した赤さびによる。つまり、火星には酸素がある。ただし、地球より大気はずっと薄く、人が生きられる環境ではない。

●参考
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/mars-qa.html

4.火星人は本当にいる!?

私たちが想像する火星人の姿はさておき、国立天文台は「生命が存在していても不思議はありません」ときっぱり述べている。大気があり、水がある環境は、太陽系の中で最も地球に近い。

●参考
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/mars-qa.html

5.火星を地球化?

惑星の環境を人が住めるように改変する「テラフォーミング」の研究が進められている。火星にある氷やドライアイスを太陽光で温め大気を再構成する、彗星や水が主成分の小惑星を衝突させる、といった案がある。

●参考
https://japanknowledge.com/contents/nipponica/sample_koumoku.html?entryid=255

6.人類の火星到達は間近!?

SpaceXのCEOイーロン・マスク氏は2026年、または2024年のか火星有人着陸を目指す、と明言している。夢のような話だが、意外に早く現実になるかもしれない。

●参考
https://ux.nu/aw9RN

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