エバーブルーテクノロジーズは、帆船型ドローン「Type-Aプロトタイプ」を利用した海上貨物輸送の実証テストに成功した。神奈川県逗子市の協力により、逗子湾を横断した。
離島への物流は、定期フェリーなどの動力船が利用されるが、利用者は減少の一途で、燃油代の高騰などもあり収益性が悪化。さらに、物流に携わる労働者の確保も課題となっている。
同社の開発する無人操船ヨット技術は、人件費と燃油代をほぼゼロにすることが可能。収益性を大幅に改善し、離島をはじめとする多種多様なニーズに対応できる。
また、港湾施設がなくても着岸できるので、災害などで陸路が分断された沿岸部などへの物資輸送も想定される。
飛行型ドローンに比べ飲料水や米穀、食料品などの重量物や、トイレットペーパーやおむつなどかさばる日用品の運搬に対応できる。輸血用血液など急を要するものは飛行型ドローン、重量物や日用品は船舶型といった使い分けが想定されている。
●参考
プレスリリース