青果仲卸が規格外野菜のECサイトをオープン! B2Bで食品ロス削減に貢献

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東京・大田市場の仲卸会社がECサイトをオープン。食品ロス削減の輪を広げる課題解決ストーリーとは?

4コマで課題解決ストーリー「みためとあじはちがう店」

 

課題解決ストーリー

東京都大田市場で青果仲卸を営むサンオオタは2月5日、青果物の新しいECサイト「みためとあじはちがう店」をオープンしました。市場流通に乗らない規格外の「凸凹野菜」を大田市場から直送します。

日本では1年間に、東京都民の食事量に匹敵する612万トンの食品ロスが発生するといわれています(※)。同社は食料の有効活用を「私たちのSDGs」ととらえ、一般の市場に出回らない「凹凸野菜」を流通させることを目指しています。

※出典:「食品ロス量(平成29年度推計値)の公表について」農林水産省及び環境省

「凸凹野菜」とは、「見た目や大きさが市場流通にそぐわない」という理由で消費地に届かない野菜や果実のこと。さらに、流通の過程で多少傷がついたり、変形したものも含みます。いずれも消費者の手に届くことは稀ですが、中身や品質は通常流通の商品と変わらず、新鮮でおいしくいただけます。

規格外の野菜や果実のロスは、以前から問題視されており、生産者と消費者をつなぐ産地直送サービスなどが提供されてきました。本事業は仲卸会社が参入したことが特徴。

これまで生産地で捨てられていた野菜や果物が、通常の商品と同じ流通に乗せられ、同社に届きます。まとまった供給量を確保し、一般消費者だけでなく、飲食店はじめ事業者への提供を企図しています。
コロナ禍で疲弊する中食、外食業者は、仕入れの負担を軽減することができます。また、飲食店などがハブとなり、より幅広い消費者に規格外の野菜や果物を届けられます。
これまでさほど意識の高くなかった消費者が、凸凹野菜に触れることで、食品ロスへの関心を高めるなど、輪を広げることが期待されます。

参考
プレスリリース原文

大田市場発!新たな規格外青果物販売のECサイトオープン

みためとあじはちがう店

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