経済の指標として用いられるGDPには、「名目」と「実質」があります。その意味をしっかり把握して、ニュースを正確に理解しましょう。
4コマで「名目GDP/実質GDP」
解説
GDP(Gross Domestic Product)は「国内総生産」のことです。企業が得た売上の合計額と間違われることもありますが、実際は売上から仕入を引いた粗利の合計です。
企業が新しくうんだ価値=付加価値の総和と説明されます。
名目GDPも実質GDPはどのように違うのでしょうか?
名目GDPは額面どおり。実質GDPは物価の変動を反映させた指標です。
名目上のGDPが増えても、物価も上がっているとすれば、実際に生産量や付加価値が増えたわけではないと言えます。
そのとおり。ですから、景気の動向をみるには実質GDPが重視されます。