金融緩和と為替相場の関係とは? 金利が下がると円安? 円高?

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金融緩和は、中央銀行が金利を引き下げ、市中に出回るお金の量を増やす政策です。金利を下げるか、反対に金融を引き締めて金利を上げるかで、為替相場は大きく影響されると言われています。

4コマで金融緩和と為替相場

解説

金融緩和は外国為替にどう影響するか?

一概に言えないものの、一般的には金利が下がると、その国の通貨は安くなるとみられています。日本でも、2010年代に黒田日銀総裁の下、大規模な金融緩和が行なわれ、円安が進みました。

金利の低い通貨より、相対的に金利の高い通貨を持っていたほうが得です。日本で金融緩和が進めば、つまり金利が下がれば、円の需要が減少します。

円を売って他の通貨、たとえばドルを買う人が多くなり、円高ドル安となるわけです。

ただし、必ずしも金融緩和=円安の図式が成り立つとは限りません。日本だけでなくアメリカも金融緩和政策をとれば、相対的に円の需要が上がる可能性があります。

また、経済が混乱するなど先行きがみえなくなると、投資家はリスクを避けようとします。アメリカ経済がそうなれば、ドルを売って円を買い戻す人が多くなります。揺り戻しで円高圧力がかかる、という見方もあります。

まとめ

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