[4コマ]クックパッドが「レシピに頼らず感覚で料理できる」ようになるサービスを開始

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レシピ投稿/検索サービスのクックパッドが、”レシピに頼らない”人向けのサービスをスタートしました。一見相容れない2つのサービスですが、クックパッドが取り組む理由が確かにあると、気持ちよくハラオチする課題解決ストーリーです。

4コマで課題解決ストーリー

課題解決ストーリー詳細

2018年に実施したクックパッドの調査によると、料理に関する悩みで「レシピを見ないと作れないことが多い」と回答した人の割合が、20代女性で39.7%、30代女性で34.6%(「 料理に関する悩み」クックパッド調べ (n=2,071人))。

世に数あるレシピサービスの利便性と存在感を示すと同時に、「レシピに頼らず料理できたら…」というユーザーの願望も見えてきます。

そこで、クックパッドが開発したのが、おいしいたべ方学習ドリル「たべドリ」のサービス。9/26現在、iOS向けのアプリとして提供しています。

<公式サイト>
https://tabedori.jp/

<公式note>
https://note.mu/tabedori

<アプリダウンロード>
https://apps.apple.com/jp/app/id1424725361?mt=8

事前に献立を考えたり、レシピの手順に沿って作るのではなく、手元にある食材から、自分に合った料理を発想し、作れるようになることを目指します

(プレスリリースより)

基本になるのは「食材×調理法×味つけ」という「料理の方程式」です。

同じ「食材」でも「調理法」「味つけ」を変化させると、全く違う料理が完成します。3つの変数を組み替えるコツを学ぶことで、レシピを覚えていなくても料理に幾通りもの幅をもたせることができます。たべドリではこの考え方に基づいてコンテンツを用意し、料理の組み立て方をロジカルに学習できるようサポートします。

(同社プレスリリース)

サービスの特徴

①手元の食材で、おいしく料理するための発想力が身につく

②解説付きの動画で、レシピに書かれていない基本やコツが身につく

③汎用的な味つけや調理を繰り返し活用できるから、学んだことが確実に身につく

また、今回のリリースにあわせて、自分の感覚で自由自在に料理を作れる人を増やすための研究室「たべドリLABO」もスタート。料理家の山口祐加さんがラボ長をつとめ、「たべドリLABO研究生」を募集しています。

研究生の応募はこちら

クックパッドと言えば「レシピの投稿・検索サービス」。手軽に手順やアイデアを仕入れることができ、料理を楽しんでいるユーザーも多いでしょう。

一方で「レシピに頼らない」がコンセプトの「たべドリ」は、ある意味その裏返しのサービスです。レシピだけでなく圧倒的な手軽さで大量の情報を得られる今だからこそ、「地力」「地頭」をよくするアプローチが求められるように思います。

そもそもクックパッドは、レシピ(だけ)の会社ではありませんでした。同社のミッションは”毎日の料理を楽しみにする”。1998年に、レシピ投稿・検索のクックパッドをサービス開始したときから変わらない理念です。

「手軽に検索できるレシピ」も「レシピに頼らない料理の支援」も、クックパッドのミッションであるわけです。正反対のように見えて、料理を楽しくするソリューションであることに違いはありませんから。

もし、根本のミッションが「レシピで料理をもっと便利にする」や「料理のアイデアを世に広める」だとしたら、「たべドリ」は生まれていなかったかもしれません。

改めて企業理念はお題目ではなく、事業を推進する重要なワードなのだと考えさせられる課題解決ストーリーでした。

●プレスリリース原文
クックパッド、「おいしいたべかた学習ドリル ー たべドリ」を提供開始。レシピに頼らず料理が作れるスキルサポートサービス〜本日より「たべドリLABO研究生」の募集受付スタート〜

●参考URL
たべドリ公式サイト

たべドリ公式note

アプリダウンロード

クックパッド株式会社(コーポレートサイト)

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